不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 寝つきは悪くないのですが、夜中寝ている途中でよく目が覚めたり寝起きが悪かったりします。この症状が不眠症に当てはまるのかが自分ではわかりません。
不眠症という言葉をよく聞きますが、不眠症にも種類があるんですか?
A 不眠症には大きく分けて4種類あります。1つ目は寝つきが悪くなる「入眠障害」、2つ目は夜中に目が覚めてしまう「途中覚醒」、3つ目は早朝に目が覚めてしまう「早朝覚醒」、4つ目は十分な時間、良く眠っているはずなのに眠気が取れない「熟眠障害」です。
寝ている途中に目が覚める、寝起きが悪いという症状は「途中覚醒」に分類されます。睡眠障害の種類によって原因や改善方法も異なりますので、まずはご自身の症状がどの分類に当てはまるのかを知って頂く必要があります。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q ここ何年か、ベッドに入っても寝つきが悪く、夜中まで眠れないことが続いて悩んでいます。
このまま治らないのかと不安になる事があるのですが、不眠症のような症状が癖になったり、治らなくなることはありますか?
A 眠れない日が続くと、誰しもまた眠れないのではないかと不安になり、早く眠らなければという焦りが出てきます。
「眠れない」「早く寝なければ」という焦りを持つと、それだけでどんどん眠れなくなります。初めは軽度で一過性の不眠でも、繰り返すことによって、慢性化した不眠症になります。また、眠れずに寝床にいると不眠が悪化することがあります。
個人差はありますが、生活習慣の改善やしっかりとした施術が出来れば、不眠症は治すことが出来ます。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 夜眠ることが出来ても睡眠が浅く、日中での集中力が続かないことが長く続いています。このままでは仕事に支障をきたしてしまうのではないかと不安感が絶えません。睡眠が浅いことは施術をすることで軽減されますか?また、集中力が続くようになる事も施術で軽減することができますでしょうか。
A 睡眠の質や、日中の集中力は施術によって軽減させることが可能です。
日中の集中力の低下は睡眠不足が原因ではありますが、単に睡眠時間が問題なのではなく、日中に眠気があったり、集中力が続かなくなってしまうことが特に問題視されます。睡眠が浅く感じていても、日中に不調が出なければ不眠症と診断されることはないそうです。日中の症状の改善としては、可能であれば昼に仮眠を取ることが推奨されます。10分や15分の短時間でも、脳の疲労回復になるとされていますのでまずは日中の仮眠を取り入れてみてください。
当院でも軽減のためのメニューを取り入れておりますので、お気軽にご相談ください。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 現在、不眠症で悩んでおり、鍼の施術は不眠症の改善に効くと聞きました。以前鍼の施術をしていた際に施術部位の症状の改善度が非常に良く、自分の中で鍼施術への信頼度が高くなりました。
不眠症の改善に鍼は本当に効くのでしょうか?
A 当院にご通院されている患者様の中にも、鍼施術によって不眠症の症状が軽減されている方がいらっしゃいます。鍼施術には、身体の痛みを取る効果や、自己治癒能力の向上によって怪我の治癒を早める効果があります。不眠症に対する鍼施術も、自己治癒能力を高める事や自律神経を整える事で効果を得られます。しかし、鍼による効果は個人差があり、一回の施術で効果が出る方もいれば数年かかる方もいらっしゃいます。また不眠症のタイプによって、アプローチを変えていきますので患者様に寄り添った施術が必要になります。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 1年ほど前から睡眠が浅い事や、長く眠ることが出来ず、日中ではめまいや頭痛が続き、それがストレスに感じるようになりました。
一年以上続く症状なので、すぐに治るのかが不安です。不眠症の改善には、どのくらいの期間の通院が必要になりますか?
A 慢性化する前の不眠の状態は、原因がはっきりしていれば数日、または数回の施術で軽減されます。しかし不眠の状態が続き、日中にもめまいや集中力の低下などの影響が出るようになった状態は不眠症といい、症状が現れてからの期間が一年、二年と長くなるほど治りにくくなります。日中にも影響が出てしまうような状態の場合は、専門家への受診と共に生活習慣の改善を長期的に行っていく必要があります。
不眠の症状は一人で抱え込んだり、長引くことで悪化し、治りにくくなっていくものですので、専門の医療機関への早めの受診をお勧めするとともに、当院でも軽減に向けての施術を行っておりますので、ご来院をお待ちしております。