胸郭出口症候群
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腕を挙げるときに痛みがある。
シビレがあって気になる。
握力が低下した気がする。
手の冷えが強くなってきた。
細かい作業がうまくできない。
上記に当てはまる方は、胸郭出口症候群の可能性があります。本来であれば、障害を引き起こしている筋肉や骨によって名前が変わります。
斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群など、
それぞれが首や肩周りに症状を引き起こすものです。それを総称して胸郭出口症候群といいます。
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胸郭出口症候群に対する当院の考え
胸郭出口症候群は、シビレや痛みを伴うことが多いので怖いと思います。
しかし、この症状はきちんと施術をすれば軽快していくことがほとんどです。症状を引き起こしている筋肉を整えたり、
骨格を整え、姿勢を変えることで症状は変化していきます。1番良くないのは、痛みやシビレがあるのに放っておくことです。
痛みやシビレ、本人が感じる違和感は体からのSOSです。
それを放っておくと症状は増し、
治るまでに時間がかかってしまう状態になります。気になる症状があれば早く施術を始めて、
症状をひどくさせない、長引かせない。
症状を悪くさせる行動をしない。それが大事だと考えています。
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胸郭出口症候群を放っておくとどうなるのか
前述した通り、放っておくことによって
痛み、シビレ、手の冷えなど、感じている症状が強くなっていきます。このような症状を放っておいてしまう方は
我慢強い方や、休めない方、頑張り屋な方など。放っておきたくはなかったけど
日々の生活でやることが多く、施術の選択肢が生まれない方がほとんどです。なので、ご本人が気付くのが1番ですが、
身近な方が気づいたときには
早期の施術をススメてあげてほしいと思います。今までできていたことができなくなったり
普段は当たり前にやっていたことができなくなったり
そういった症状も、早期の施術で楽になる方は多くいらっしゃいます。辛いからこそ、お時間を作っていただきたいと思います。
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胸郭出口症候群の改善方法
胸郭出口症候群は、
筋肉や骨に神経が圧迫されることによって引き起こされます。腕を挙げたままの姿勢や、重いリュックを背負うなど、
症状を悪化させてしまう行動をなるべくしないことが重要です。痛みやシビレは、感じるだけで筋肉を強張らせていきます。
なので、なるべく痛みやシビレを感じないようにするのが大事です。
胸郭出口症候群は、なで肩の女性に多いとも言われています。
筋力の不足によって引き起こされている可能性もありますので
その場合には方周りの筋肉を鍛えてあげるのが重要になります。その方によって改善するためのプロセスが違うので、
まずはご相談いただければと思います。 -
胸郭出口症候群の改善に効果的な当院の施術メニューは?
どのような症状かにもよりますが、
基本的には神経を圧迫している場所を改善していく必要があります。なので、筋肉を緩める。
もしくは、骨格の位置を正す。症状の改善のみを目指すのであれば、
鍼や電気、もしくは肩甲骨はがしなどの施術で
肩周りの筋肉を緩めてあげると症状が軽快しやすいです。もしくは根本的な改善を目指すのであれば
矯正の施術で姿勢を正すことにより、
症状が戻る可能性を減らすこともできます。上記の鍼、電気、肩甲骨はがしは
矯正の施術と並行して行うことで、さらに効果を実感しやすいです。
その施術を受けるとどう楽になるのか
胸郭出口症候群は、
症状によってアプローチすべき筋肉も変わってきますが、
逆を言えばその筋肉を整えることができれば改善しやすいということです。
筋肉へのアプローチとしては、
鍼、電気、肩甲骨はがしで筋肉を柔らかくし、
血流の増加や関節の動く範囲を大きくすることで
筋肉による痛み、シビレを改善していきます。
また、矯正治療に関しては、
骨格を整え姿勢を良くすることで肩が開き、
神経の圧迫を引き起こしやすくしている猫背の状態を改善していきます。
1番は筋肉、骨格両方を改善して
症状の出ない体にしていくのが大事です。
改善するために必要な施術頻度は?
症状にもよりますが
痛み、シビレが強い場合は毎日が理想です。
症状が落ち着いてきたら一日おき、二日おきと
症状を確認しながら治療の間隔を空けていくのが良いです。
神経症状、つまりシビレがある場合は
改善していくのに時間がかかることが多いですが、
施術を続け、気をつけながら日常生活を送ることで変化は出てくる方が多いです。
まずはご来院いただき、
症状を確認し、通院できる頻度等、一緒に考えていけたら良いと思います。
胸郭出口症候群だけでなく、
もし何かの症状で悩まれていたら
1度ご相談いただければと思います。