筋膜ストレッチ｜成田駅前整骨院

【筋膜とは】
筋膜は全身を覆っている膜、結合組織のことを指します。
筋膜と言っても１つのことを指すのでなく、色々な種類の筋膜があります。
筋肉をそれぞれ包んでいる筋膜もあれば、それを大きく包む膜もあります。いずれにせよ「補強」が必要とする部分にそれぞれの筋肉に帆をはるように存在し、また筋膜に起始、停止する筋肉もあります。この筋膜が存在しないと人間は立っていることが出来ないのです。その為筋膜は「第２の骨格」とも言われています。
【筋膜の働き】
筋膜には大きく分けて３つの役割があります。
１連続性
２可逆性
３感受性
筋膜はコラーゲン繊維で出来ているのでこの繊維の配列変化によって伸張性をもたらしています。繊維の走行に統一性はなく、あらゆる方向に収縮・伸張をしています。それが全身の柔軟性に関係しています。

痛みは筋肉から多く症状として出ていますが、筋膜が正常化しないと、痛みはもちろんのこと辛さやだるさの改善は出来ません。
筋膜は②でもお伝えした通り、コラーゲン繊維からできていて、柔らかい組織でたくさんの水分を含んでいます。ですので血液循環が悪かったり、同じ姿勢で長時間作業したり、筋肉の柔軟性の低下などが原因で筋肉と筋膜がくっついたり、筋膜が委縮しています。どんなに筋肉を緩めてあげてもすぐに戻ってしまうのも筋膜ストレッチをする必要があります。
例えば、頸の動きで上を向く動作で働いている筋肉は首後ろですが太ももの前側の筋膜を緩めると可動域の改善が見られます。
関節可動域を改善し運動機能を正常にすると日常生活での負担が軽減し、健康寿命を伸ばして生活の質の向上をはかることができます。

最近原因不明の痛みは医学的にも『筋膜性疼痛症』と言われています。
これは、日常の生活動作により筋膜が捻じれたり、緊張や過度のストレスで縮んで他の部位まで引っ張ったりすることで起こる痛みのことです。
本来であれば無理な姿勢や重い物を持ったりして筋肉に負担がかかっても数日で自己回復します。しかし、繰り返し筋肉に負担を与えたり、冷房などでお身体が急激に冷えると血行の悪い状態が続き、自己回復出来なくなります。
具体的に起こりうる症状を挙げていきます。
１．肩こりや腰痛、膝の痛み
　　　→同じ姿勢でいると筋肉、筋膜が委縮して筋肉がうまく動かせません。
２、猫背、歪み
　　　→その姿勢で固まってしまい血液循環が悪くなります。
３、痺れ
　　　→筋膜の癒着があると自然と筋肉が固くなります。それにより神経の通り道を圧迫してしまいます。

普通のストレッチは筋肉の走行に沿っておこないますが、筋膜の走行には統一性がないので、当院の筋膜ストレッチは一定の方向に伸ばすのではなく様々な方向に伸ばしていくものです。
初めは筋肉の走行に合わせて伸ばしていくのですが、そこから縦・横・斜めとさまざまの方向に動かし伸ばしていきます。
当院では体幹部から下肢の筋膜をメインにアプローチしていきます。筋膜は足から体幹部に多くあります。特に脂肪と筋肉の間にある筋膜（筋外膜）に焦点を当て、筋膜ストレッチを行っていきます。この筋外膜が緩むと連続性の作用が働き、関係する別の筋膜も緩ませることが出来ます。
筋肉や筋膜の硬さは人それぞれ違うので、無理せず、ゆっくり、痛みを我慢せず、その部位を意識して行っていきます。

この筋膜ストレッチを受けて頂くと痛みはもちろんのこと可動域の改善やむくみや冷えの改善にも繋がります。また美容効果にも繋がります。筋膜は正常に働き筋肉がうまく働くと、代謝があがりダイエットや身体の引き締めにも効果があります。
血液の循環がとても良くなるので施術後は疲労感に襲われますが、それが抜けるとお身体はスッキリし、体重は同じなのにお身体が軽く感じます。
実際に週に3回のペースで3ヶ月継続した患者様のお話です。筋膜ストレッチを開始する前は、前屈した際指先と床の間がプラス16センチでしたが、3ヶ月経った現在、マイナス１０センチ、3ヶ月で２６センチもの変化を実感して頂いております。
個人差があり、効果が出るまでの期間やオススメする通院頻度は変わってくるのですが、みなさん必ず効果は実感していただけます。

理想のペースは、極論を申し上げますと毎日でも構いません。施術頻度が高ければ高いほど、効果を実感いただくことがはやくなるでしょう。
しかし、全員がそうとは限りません。筋肉の状態や体質によっては逆に頻度が高いことがお身体の負担につながり逆効果になってしまう場合もあります。私たちは、最初の問診で患者様お一人おひとりのお身体の状態を把握して、その方に合ったペースをご提案させていただきますので、ご自身の体調だったり細かなお悩みも我々にご相談ください。