悩みタイトル

足の付け根が痛む
ウォーキングなどの運動で股関節の痛みが出る
股関節が動かしにくい
股関節を動かすと音が鳴ることがある
痛みから長時間歩いたり、座っている事が出来ない
夜寝ているときにも痛みが出ることがある
立ち上がる瞬間に股関節に痛みが出る
股関節、太もも、膝にこわばったような違和感を感じる

このような症状が出たことはありませんか?
特に夜間に痛みが出たり、動いていなくても痛みが出るような状態は症状の軽減が遅くなる可能性があるため、注意が必要です。

変形性股関節症に対する当院の考え

変形性股関節症の主な原因は、関節軟骨の老化です。関節のクッションが弾力を失ったり、使い過ぎによってクッションが減少してしまうことで、股関節の骨の変形や破壊が起こり、日常生活に支障をきたす疾患となります。

この疾患は主に50代以降の女性に多く見られ、女性の罹患者は男性の3倍にも上ると言われています。女性の骨盤や股関節の形状が原因と考えられていますが、その他にも肥満や先天性の疾患も原因とされています。

骨の変形や軟骨の減少を完全に治すことは難しいですが、痛みや運動障害などの症状を軽減させるために施術を行うことで、日常生活の快適さを向上させることができます。また、施術によって進行を遅らせることも可能です。

変形性股関節症を放っておくとどうなるのか

初期の段階では股関節や足回りの違和感やこわばりを感じる程度ですが、症状が悪化すると日常生活に支障をきたすほどの疾患です。

関節の隙間の空間がどれくらいあるかによって、症状の進行を4段階で判断します。
末期とされる段階になると、その空間はほとんどなくなり、骨同士が接触することで強い痛みが生じます。初めは違和感だけだったものが、安静時にも痛みを感じるようになり、股関節を動かすことが困難になります。

ほとんどが片側に起こる症状のため、足の動きに左右差が出て、筋力の低下や膝の変形が起こる可能性があります。そのため、末期症状の特徴として脚長差や異常歩行が見られることがあります。

末期まで進行してしまうと、症状を軽減させる施術か、手術が必要になる場合があります。

変形性股関節症の軽減方法

症状の進行によって、軽減できる可能性が大きく変わってきます。一度すり減ってしまった軟骨や変形した骨は、元に戻すことができません。そのため、方法としては症状を軽減させることや、骨の変形の進行を抑えることになります。

初期の段階では、減量や筋力トレーニングが主なアプローチとなります。
年齢や先天的な要因がある場合には、生活の中で症状の重症化を抑えていくことが第一優先となります。具体的には重いものを持ち上げたり、長時間の運動を避けるなど、股関節に負担のかかる動作を制限することが必要です。

また、運動療法として股関節周りのストレッチが有効です。柔軟性を高めることにより、股関節の可動域の拡大につながります。
軽い運動を行う際にも初めにストレッチを行うことをおすすめしますが、股関節を大きく開くような過度のストレッチや運動は控えてください。

変形性股関節症の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

当院では効果が期待できる施術メニューが2つあります。

一つ目は筋膜ストレッチです。股関節周りの筋肉に対しストレッチを行うことで、可動域を拡げる効果がみられます。

二つ目は複合高周波のEMSを使用したトレーニング機器「楽トレ」です。この施術により、股関節の動きを補助する筋肉を鍛えることができ、股関節にかかっている負荷を軽減させる効果が期待できます。

ストレッチや筋トレは、ご自身で継続して行うことでも症状の悪化の予防や股関節への負担の軽減に繋がります。
しかし、自己管理だけでは股関節の負荷になってしまったり、十分に行えていない可能性があるため、当院での施術をおすすめしております。

患者様の症状に合わせて丁寧な施術を提供しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

その施術を受けるとどう楽になるのか

「筋膜ストレッチ」は広背筋から股関節、殿筋、ふくらはぎの筋肉までを対象にストレッチを行うものです。
変形性股関節症は片側に症状が起こり、かばうことによって反対側の足や股関節に通常の何倍もの負荷がかかることがあります。
筋膜ストレッチによって柔軟性を高めることで、股関節の負荷を減らすことができ、症状の進行を抑える効果が期待できます。

「楽トレ」はインナーマッスルを効率的に鍛えることができるトレーニングで、姿勢や体幹を支える重要な筋肉を鍛えることができます。
ご自身での筋トレや体幹トレーニングでは、インナーマッスルを鍛えるには2年ほどかかると言われていますが、楽トレを使用することで効果的に鍛えることができます。
また、過度な負荷をかけてしまうことも避けられますので、ご自身でのトレーニングよりも安心して取り組むことができます。

軽減するために必要な施術頻度は?

施術の頻度は、痛みが強く出ている時は続けてご来院いただいて構いません。痛みが落ち着いてきてからは、一週間に2~3回をおすすめしています。

筋力トレーニングやストレッチを行い、筋肉の質を変えていく上で一定の頻度、期間に施術を行っていくことが必要です。

一般的な怪我と違い、安静にすることで治っていく症状ではないため、お身体の使い方から少しずつ見直していくことが大切です。